2014年10月9日木曜日

木曜1限目 道徳の時間

佐分利小学校は、木曜日の第1校時を道徳の時間と定め、すべての学年が道徳の授業や道徳的活動を行うように設定されています。今日もそれぞれの教室で道徳の授業が展開されていました。そもそも道徳の学習は、学校教育全体を通して取り組みますが、この週1回ある道徳の時間は、道徳の学習を補充・深化・統合し道徳的価値の自覚及び自己の生き方について考えを深め、道徳的実践力を育成することを目的としている時間です。
具体的には、副読本などの資料をもとにそれに関連した児童の体験などを引き出しながら、立ち止まって深く考える機会をつくります。自分の行動を振り返り、あのときどうすれば良かったのか、もっとよい行動の仕方があったのではないかということに気づけば、次に同じような場面のとき、これまでとは違った行動がとれるようになるかもしれません。
5年生は、いじめの問題に取り組んでいました。副読本と同じ状況のとき、自分はどう行動するのか、それはなぜなのか、意見を出し合っていました。多様な価値観の中で、答えがひとつではない道徳の指導は、教員にとって悩ましいもののひとつです。平成30年度以降に予定されている道徳の教科化に向けて、我々教員も研究していかなければならないテーマのひとつです。